品達でラーメンを

,最終更新:

 いつも、昔住んでいた家とその辺りに引き戻される。
 たとえば、初めてニューヨークで暮らしたアッパー・イースト・サイドのブラウンストーン建築。戦争の初めごろの思い出だ。


 最近は昼頃に起きるから、朝ごはんというのが13時とか14時になる。にじさんじではなく。秋分を終え早1ヶ月ともなり日が落ちるのもずいぶん早くなったこの頃は日の出が6時くらい、日の入りはというと17時前なので、13時とか14時はもう日が傾いてきたなあという感じである。もはや朝ではない。
 そういうときに、break fastという表現は良いなあと思っていて、そうなれば一般の昼間生活人が食べるところのお昼ごはんを第二食、晩ごはんを第三食とか指してくれないかなあと思う。

 飲み明かして迎える朝、夜勤明けの朝以外、ラーメンを食べたいという気分で朝を迎えることはそうそう無いと思うのだが、昼に起きると世間様は昼だからと起き抜けにラーメンを食べたくなる気分でいることが多い。というか朝からラーメン屋がやっていないが昼はちょうど空いてる、むしろ行徳地域のラーメン屋は大体14時半で昼営業を閉めるので急いで行動しないとラーメンにありつけないという事態で、12時ぐらいに起きられたらゆっくり支度して早く起きられた記念にラーメンでも食べるか、という感じである。いままでは10時半に起きられたら朝マックでもするか、という感じだったのが、退廃してきている気がする。

 ま、行徳地域のラーメン事情はさておいて、ラーメンが食べたいからラーメンを食べる、という欲求に従った行動ではなく、ラーメンを食べなければいけないという必要性に駆られてラーメンを食べ続ける期間は、人生に一度くらいはあるだろう。わしにはあった。今年の五月のことである。


5/3

 羽田空港国際線側にある「品達羽田」の「中華そば福味」で「春のウニ香る塩らーめん」を食す。

春のウニ香る塩らーめんの写真

 まだラーメンのバリエーションが塩・醤油・味噌・とんこつくらいしか知らなかったガキのころは、塩ラーメンを好んで選んでいた。門仲の赤札堂向かいのラーメン屋は何度も入れ替わっているが(笑福軒~太源2009~双麺2014~)、笑福軒の塩ラーメンは特にとても美味しかった思い出がある。入れ替わってることを書くために調べたが太源時代もあったなあとしみじみ。ここ数年オープンして人が集まるラーメン屋は家系、二郎系、魚介つけ麺系などが多い印象があり、塩然としたところは長くやってて食べログも3.5くらいあるところじゃないと当たりらしい当たりを引けない気がする。旨い店はどのスープでも美味いし専門系がサブでやってる別の系統は地雷。まずは看板メニューを食しましょう。つけ麺屋入るといつも油そば選んでる人間が言えるものでもないが……。

 「金澤味噌ラーメン神仙」で「ローストビーフの味噌まぜそば」を食す。

ローストビーフの味噌まぜそばの写真

 白髪ねぎと紫キャベツが水気を出しさっぱりするがまぜそばと調和出来ていなかった思い出。
 まぜそばといえば台湾まぜそば。個人的には油そばというのが大好きで、特に大學の近くの大臣は松屋に匹敵するくらい足繁く通っていたのですが、閉店してしまいました。大臣系列の店はセンター街にもあるけど劣化したなあという感じであまり足も伸びない。

 男なら誰かのために強くなる以外に、ラーメンを続けて2杯食べ続けなければならないときがある。まあラーメンはそんなに噛まずに食べられるし、博多ラーメンならわんこそばのように替え玉をするデブにとって2、3杯どうってことはない。


5/13

 同じく「品達羽田」の「豚骨ラーメン専門 玉 赤備」で「濃厚魚介つけ麺」を食す。

濃厚魚介つけ麺の写真

 豚骨ラーメン専門とは一体……。ちなみにあまり魚介系のつけ麺を好んで食べないので、新鮮といえば新鮮。やはり魚介系は好みとは言い難いですね。まずいとか食えないとかではなく嗜好の問題。深川2中の近くによく人が並んでる魚介つけ麺屋があって厨坊のころ入ってみて並ぶほど美味しくないなあと思ったのが魚介系との出会いでした。つけ麺も魚介系が多いので割りと敬遠しやすいです。


5/30

 「品達品川」に降り立つ。木曜はバイク通学をしているので帰りにふらっと立ち寄るには丁度いい。ただ近くに駐輪場がない。一国(R15)沿いで駐車禁止だが歩道に駐めればポリスは手出しできない。が、歩道はそこまで広くない。グッドライダーでありたいのでちゃんと駐輪場検索して駐輪場に金を払って駐めています。
 品川一発目は「野郎ラーメン」の「喜多方チャーシュー麺」を食す。

喜多方チャーシュー麺の写真

 喜多方ラーメンはあっさりなスープにつるしこ麺、枚数の多いチャーシューが扇のように乗っているやつなのだが、明らかに豚が厚い。スープも濃い。喜多方に行って研修をしたほうが良いと思う。喜多方ラーメンと言えば大學の通学路の並木橋近くに小法師(坂内)がありましたが2019年1月末を以て閉店。チェーン店なのでどこでも食べられはしますが、慣れ親しんだ店が閉店するのは悲しいですね。まあ小法師1回くらい行ったっきりであそこなら松屋を選んでしまうのですが……。

 野郎ラーメンのようなこってり系は門仲でいうところの弁慶。二郎系列ではない背脂チャッチャ系ですね。大体店内が汚い。中学生くらいのころはまだ二郎に行ったことがなくコピペを知っているくらいで友達とネタにしていたくらいで、いつか二郎に行くために弁慶ではスープを完飲してたりしました。アホですね。

続いて「麺屋翔」にて「桜えびと春キャベツの塩まぜそば」を食す。

桜えびと春キャベツの塩まぜそばの写真

 重いラーメンと軽いラーメンを合わせて食べていく作戦を立てていたがまぜそばの油っぽさがダイレクトに胃にクる。さわやかなタイトルと違って麺が重い。タイトル? 商品名。
 まぜそばや油そばはタレをスープで伸ばさないので麺に絡めても味が濃くなりがち。それに対して日高屋の「汁なしラーメン」は食べ終わっても汁がびちゃびちゃ余るので信頼できる。日高屋が提供しているのは油そばでもまぜそばでもなく「汁なしラーメン」です。チャーハンとピラフくらい違う。


5/31

 「なんつッ亭」にて「桜香る鳥白湯つけ麺」を食す。

桜香る鳥白湯つけ麺の写真

 経験的相対的に、鼻は効く方であるらしいけど桜の香りはせず。
 ズボラ人間は麺をつけるのが面倒という問題がある。そうめんやうどんはいっぺんにつゆに漬けるとつゆが薄まってしまうとかそういう問題があるけどつけ麺スープは濃いし……。つけ麺はスープ割りとか言って蕎麦湯のように飲む文化がありますが塩分過多で健康によくなさそう。店にしてみれば産廃も減るしで一石二鳥なのかもしれない。鶏ガラ系は好み。こってりこってり。アキバや青学裏手にある「たけいち」の濃厚鶏白湯そばが美味しいです。

 続いて「中華そば つけ麺 玉」にて「金目鯛そば」を食す。

金目鯛そばの写真

 これは大変透き通ったスープで、お店の感じからも爽やかで女子ウケも良さげ。いや1人でどこでも入れよと思うのですがそこは性差、私もサンリオのシナモンカフェに行く時に姉と行きましたから気持ちはわかります。中学生の頃男5人で不二家のケーキバイキングに吶喊したこともありますがそれはそれ。
 魚介系は好きではない、というか魚介っつってエビなのかカニなのかいりこなのかはっきりしてないってのも好きじゃない要因の一つだけど、鯛スープは美味しかった。


6/4

 「つけめん TETSU」にて「煮干し鬼脂中華そば」を食す。

煮干し鬼脂中華そばの写真

 あまり煮干しラーメンも好きではなく、煮干し系界隈では有名な凪も通学路にあるのだが豚王の凪しか入ったことがない。このラーメンはめっちゃニボニボしていました。たまにはこういう機会で食べるってのもいいですね。

 続いて「せたが屋」にて「魚郎から味夏の陣」を食す。

魚郎から味夏の陣

 これは地雷でした。品達には中本と元祖ニュータンタンメンが入っており辛いのが好きじゃない系人類としては残念ながらこれは避けて通れないぞと避けてここまで来ていたのですが、油断していました。伏兵です。塹壕です。上の写真では右側に少し辛味調味料が振ってあるように見えますがよく見るとネギの下に山盛りの辛味調味料が存在します。これがスープと混ざり、食べ終わった頃には……。食後の写真を上げるのはちょっと汚い感じがして好きではないがこれはあげちゃう。喰らえ。俺は喰らった。

夏の陣食後の写真

 深紅の丼 燃え立つように 信じる 強さ求めてく


6/7

 「金澤濃厚豚骨ラーメン 神仙」にて! 神仙にて「とろ角煮豚骨醤油ラーメン」を食す……神仙お前味噌ラーメン専門じゃないんカーイ!

とろ角煮豚骨醤油ラーメンの写真

 こういう濃厚なの好みです。新板橋駅のA3出口から高校に向かう途中に豚骨ラーメン屋がありいつも朝から仕込みをしているのが換気扇越しにわかるのですがまあ豚骨臭さ! 博多ラーメン豚骨ラーメンは好みだけど豚骨臭はムッと来ます。にんにくみたいなもん。あっさり豚骨も濃厚とんこつも好きだけど、濃厚とんこつはいつか胃が受け付けなくなる日が来るんでしょうか。その前に楽しむだけ楽しみたい。家系のような濃厚さで、ご飯が進む一品です(松屋の天井風)。


6/8

 「蒙古タンメン中本」にて「濃恋エビエビ麺」を食す。

濃恋エビエビ麺の写真

 これは中本らしかぬ美味しさ。ほー いいじゃないか こういうのでいいんだよこういうので。中本、まったく辛くない塩タンメンが提供されていますがそれは大変美味しい。でも中本行くなら辛いの食べたいよねという気持ちがある。
 ちなみに固茹で卵タイプ、昔ながらの町中華や喫茶のモーニングであれば十中八九固茹で卵ですが、ラーメン屋としては少数派な気がしています。ガキのころは黄身のぼそぼそ感が嫌いだったのですが、今では好んで食べる方だし、性格までもハードボイルドに。ダンディズム街道まっしぐら。


6/11

 「伝説のすた丼屋」にて「特選和風ステーキ丼」を食す。

特選和風ステーキ丼の写真

 好きとかきらいとかはいい ラーメンを食べるんだ。米の悪さが東京チカラめしを彷彿させて大変に良い。肉も固い。最高。マゾではないが苦行に挑めるので僧に向いてる気がしてきたな。
 このときお札が1枚しか無くはしごせずに撤退。三枚のお札の教訓を活かしきれていません。最低でも財布には年齢*1000円の現金を入れとけというのを何かで聞いたけど友達は聞いたこともないようでしょーもない自己啓発本のどっかに書いてあった話なのかもしれません。


6/12

 「ゴーゴーカレー」にて「品達スペシャル」を食す。

品達スペシャルの写真

 このときチャーシューが切れててウィンナーでの提供に。残念。ヤングコーンを久々に食べた。ヤングコーン水煮がスーパーの缶詰コーナーあたりに売られてるけどヤングコーン使うご家庭あるんだろうか。
 ゴーゴーカレーは大學近くにもありますね。金沢といえば金沢カレー、ゴーゴーカレーとまでは言いませんが姉が旅行土産にレトルトのゴーゴーカレーを買って帰ってきたときはセンス0かよって思った。富士急のアトラクション待ちのときずっとゴーゴーカレーのCMが流れていたからゴーゴーカレー=富士急の印象が強い。自分のメモ帳に「ゴーゴーカレーはハントンライスを絶滅させた」っていうタイトルで本文空欄のやつがあるんだけどわしは何を書きたかったのだろう。

 続いて「元祖ニュータンタンメン本舗」にて「ゆるタン」を食す。

ゆるタンの写真

 辛さが選べたのでマイルドを選んだけどあまり美味しくなかったので普通を選べばよかったかもしれない。辛いのもですが、とろろオクラ納豆などねばねば系はあまり好みではありません。おそらくオクラととろろとねばねば系で辛さをゆるくするのを試みたので辛くないスープだと美味しくないのかも。辛さをゆるく……ゆ、ゆる……?

panel

stumprari

 ゆるゆりスピンオフ作品『大室家』3巻は10月31日発売!

kamidana

尊い……

呟いたのか、俺以外のヤツと…